16. 旧ロシア領事館

幸坂の最高地点付近に建つレンガ造りの和洋折衷の建物。

日本最初のロシア領事館として1906(明治39)年に建てられました。

現在の建物は大火後の1908(明治41)年再建された建物で景観形成指定建築物となっています。

外壁を覆うレンガ、そして2階部分の縁取り・窓枠・玄関部に施された隅石風の漆喰が織りなす、赤と白のコントラストが印象的です。

玄関に寺院風の唐破風や組物を見せる柱頭などを取り入れているように、歴史を積み上げてきた和洋折衷の建築物は、「異国情緒漂う町並み」の一つとして代表的ともいえるでしょう。

現在は老朽化のため館内に入ることはできませんが、「街歩きツアー」などの際には特別に館内の見学ができることもあるそうです。


こちらは、映画『つむじ風食堂の夜』のロケ地になっています。

映画内では旧ロシア領事館の内装が映されているので、貴重な館内を映画と共に楽しむことができます。

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